胡弓をはじめた理由1:苦手だったことが日本音楽の特徴だった!?

日本唯一の擦弦楽器、胡弓。

マイナーな楽器を、はじめた理由は大きく3つあります。

・和楽器を学びたかった
・和楽器の中でも弦楽器がよかった
・持ち運べる楽器がよかった

この数年、この3つの条件をクリアする楽器はないかと密かに探していたのです。

今回はまず、ひとつめについて。。。

ずっと苦手だったことは日本音楽の特徴だった!?

何となく音楽が好きで、人生の大半は何かしらの音楽を続けていました。

小学校では音楽部、中学校では厳しいことで有名だった合唱部(全国大会も行けました!)、高校ではピアノ練習の日々、大学では教育学部の音楽科に入り、音楽教員免許まで取りはしました。

しかし、好きなことでも「苦手」はあります。
角度を変えて継続アプローチをしても、なかなか苦手意識がなくならない。

「英才教育的環境で育ってないし、仕方がないか」と思いつつも、やっぱり苦手。

そんな中、日本音楽やワールドミュージック、民族音楽についての本をいくつか読み進めるうちに、あることを思うようになりました。

私の「音楽の苦手」は、そのまま日本音楽の特徴の裏返しなのかも?ということです。

ピアノで苦手だったこと

私がピアノや音楽を学ぶなかで、特に苦手だったのはこれらのことです。

・三拍子
・正確に刻むリズム感
・和音を感覚的にスッと掴むこと
・絶対音感的な音程感覚

簡単にいうなら「リズム・ハーモニー(絶対音感的な音程とりという意味で)」。

西洋音楽の三大要素は「リズム・メロディ・ハーモニー」と教わってきたので、この時点で若干終わっている気がしなくもない…(まさかの音楽への片思い・・・(^  ^;)

大学受験のために、楽典・聴音・新曲視唱などの勉強をして一応クリアはしました。しかしやっぱりずっと苦手なまま。

[重要]
私の努力不足があることはしっかりと棚にあげておきます…!笑

苦手だったことは日本音楽の特性?

なのですが、音楽をすこし広い視点から書かれた本をいくつか読んでみると、私が苦手なことは、日本人には割とあることなのだとか。

どうやら、日本の音楽というのはリズムやハーモニーとは違う方向性を重要視してきた音楽らしいのです。

旋律(メロディ)や音色を大切に、そこを味わい深めてきた音楽らしい。

その分野では素晴らしく洗練されているし、外国からはそれが面白いと評価されているらしいこと。

長所は短所、短所は長所。
片方に特化すれば、ハーモニーやリズムはまぁ適当に…。笑

どちらが優れていてどちらが劣っている、ではなく性格やカラーの違いなのか…(青は優れているが黄色は劣っているとか、そういうものではないように)。

音楽を多角的に深めるうちに、こう思うようになりました。
(茶華道・香道・着物・合気道などの日本文化に興味を持ち、すこしずつかじることもありました

西洋音楽を学び続けていても消えない苦手意識こそ、日本音楽の特徴?

いくつも似たようなタイトルで申し訳ないのですが…

面白いのは西洋音楽を学んできてもなお、日本音楽の特徴?を私は未だ持っているらしい、ということです。

学んできたのは西洋音楽。
理論も楽器も楽曲も。

努力したのも西洋音楽。触れた時間が長いのも西洋音楽(…ではありますが、わらべ唄や手遊び唄では遊んでいました。)

日本音楽は接触回数すら少ないと思っていたのに、苦手なことの裏返しが、日本音楽の特徴ぽい…??

長年頑張って矯正?しようとしてきた私の苦手分野は、そっくりそのまま、日本音楽をしやすい特性…?

そんなことを、なんとな〜く思うようになっていたのです。
(とはいえ、日本音楽を簡単に習得できるとはサラサラ思っていないです)

和食と洋食の関係に似ているような

日本人が100年ちょっとで西洋化しようとしても、身体はなかなか適応していない?

それはちょうど、日本人の腸には洋食より和食の方が合っている、と言われるのと似ている気がします。

腸の長さや腸内細菌含めて、長年適応してきた結果の文化だから、いきなり全部が全部は変えられない。歴史や文化は、気づいてなくても残っているというような…。

 

もちろん、クラシックで好きな曲はそのまま好きですし、ピアノも今でも好きです。

ですが、ピアノや西洋音楽をしていたからこそ、日本の楽器や日本の音楽に興味が湧いてきた。

…というのが胡弓をはじめた理由のひとつ。

胡弓の歴史は400年足らずで浅い、との見方もありはしますが、その他にも理由があって胡弓に出会いました。

その他の理由は、またの機会に。。。

音楽雑記

Posted by madu